コラム:なぜ日本人は新型コロナウイルスの感染率が極めて低いのか 豊受真報がゆる~く大分析!

新型コロナウイルス

世界で猛威を振るっている武漢肺炎こと新型コロナウイルス。筆者がこれを執筆しているのは17日時点なのでその時点の統計を示すと、世界の感染者数は以下の通り(概算)。

①中国 81100人
②イタリア 25000人
③イラン 14200人
④韓国 8200人
⑤スペイン 7800人
 ※統計はCNN、AFP通信や各国の報道などより

依然として終息の兆候はなく、感染者は各国でうなぎ登りに増え続けている。

しかし、一定の感染者はいるものの、感染者数の増加が極端に少なく、世界とは大きくかけ離れている国が存在する。それが日本だ。日本の新型コロナウイルスへの対応は、初期の頃は世界から批判を浴びていた。しかし3月11日頃にイタリアおよびWHO(=世界保健機関)がパンデミック宣言を行うと状況は一変、日本の対応は世界から賞賛される事態となった。まずは日本に対する世界の反応をご覧いただきたい(概要のみ)。

■イギリス紙
日本はさほど新型コロナウイルスに対し脅威を抱いていないようだ。日本では集団として互いへの配慮がとても行き届いている。人々の遠慮ない接触とくしゃみを浴びながら働くロンドンでよりもおそらく安全。

■ドイツ紙
日本政府はリーダーシップを発揮し、安心して東京オリンピックを開催できる環境を作っていけるのか世界中が注目している。日本政府は2月27日、全国の小中高に3月2日からの臨時休校を要請するという異例の発表を行ったが、その医学的根拠を政府は挙げていない。高齢者の感染率が高い中、真っ先に若者の感染リスクを抑えることに動いた日本政府の対応には戸惑ったが、結果大きく成功している。

■アメリカ紙
災害が起こると、日本人はいつもお互いを助け合う。日本のこういった災難を乗り切ろうとする態度は世界一である。また医療も優れており、ワクチンや製薬を生み出す準備を世界の中でいち早く行えている。マスクやトイレットペーパーが品薄になるというトラブルもあったが、日本人ならば乗り切れるだろう。

■WHO
韓国・イタリア・イランの3ヶ国だけで中国以外の世界の感染者の80%を占めている。一方、日本は2%にも満たない。なぜ日本だけうまく制御できているのか。

あくまで抜粋を並べたまでであるが、日本の状況を各国はあまり理解できていない様子がうかがえる。どれも日本の本質がわかっていない。いや、理解できるだけの水準に達していないというのが正しいか。毎日風呂に入ってシャンプー、という文化はおそらく日本しかない。日本人にとってはそれが当然であるが、例えば感染者増加率ぶっちぎりナンバーワンのイタリアでは、水が豊富な国ながらも、冬場は寒く乾燥しているからと股だけシャワートイレで洗って終わり、というのが当たり前だ。イギリスでもシャワーを毎日浴びるのは約半数で、1870年代に「公衆衛生法」が制定されるまで、シャワーすら浴びないのが普通だった。韓国でもシャワーを浴びる文化はあるようだが、髪を乾かさずに放置が当然。中国も、冬に寒い地域は週に1回ほどのシャワーで済ますのが一般的だ。考えてみれば日本でも、感染者に高齢者が多いのは、冬場だからと入浴をあまりしない層だからなのかもしれない。高齢者は服も毎日取り替えず着回し、マスクもあまり取り替えない。元々免疫力が低下している高齢者だから、衛生面も影響し、感染率もさらに上がっていると推測できる。また、やはり感染率が高い国は不衛生さが関係しているのだろう。日本は風呂文化。毎日風呂に入って清潔を保つと、介護リスクが3割も減少するというデータもあるほど。また世界一の長寿国なのも、食文化に次いで風呂文化が影響しているという論文も多数ある。日本人の清潔好きは、世界には理解困難なレベルなのだ。

よく報道で言われている「迅速な検査を行いすぎたため日本以外の国は感染者が増加した」というのも半分正解で、半分間違いだろう。例えば韓国などは検査待ちのため大勢が検査機関に詰めかけたため、居合わせた人々の間でパンデミックが発生したという分析がある。これはたしかにその通りだ。不潔な人々が不潔な環境で居合わせたら、それは感染の原因になって当然だ。しかし日本の場合、たとえ大勢が一堂に詰めかけたとしても、感染のリスクは他国より低い。なぜなら日本人は基本的に清潔だからだ。日本では大阪のライブハウスで集団感染した例があったが、ライブハウスといえば清潔とはほど遠い施設。これが病院だったら、集団感染はおそらく起きていないはず。

まとめると、日本人の根底にある清潔がパンデミックを食い止めている。家から帰ったら手洗いうがいを生活の一部として行えてしまう日本人だからこそ、感染は非常になだらかとなっているのだ。ただし、今後パンデミック化しないとも言い切れない。今後も一人ひとりが十分に清潔に気を遣うことが必要だろう。

なお、日本各地で○人感染というニュースが毎日のように飛び込んでくるが、これが日本人の感染者かどうかは謎だ。どうやら報道では在日・在留外国人も感染のカウントに入れているようで、一説には日本の感染者の4~6割は在日・在留外国人だとするデータも出回っている。


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赤松 伊織
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豊受真報編集長、赤松伊織です。読者の皆様に様々な情報をご提供できるよう精進してまいります。豊受真報をご愛読くださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。