日本の酒類、輸出金額が4年連続過去最高を記録・・・国税庁

酒樽

国税庁は、23日、酒類の輸出金額・輸出数量の推移についての統計の公表を行った。公表によると、2015年の酒類の輸出金額は、約390億円(対前年比133.0%)で、4年連続で過去最高額を記録。輸出数量も、109,906kl(対前年比125.2%)で、過去最高の水準だったことが明らかとなった。

輸出国別では、上位10ヶ国(順に、アメリカ、韓国、台湾、香港、フランス、中国、シンガポール、オランダ、オーストラリア、ベトナム)すべてで輸出金額が上昇。特にオランダにおいては、対前年比が466.4%を記録する急上昇ぶりだった。酒類別では、ウイスキーの輸出金額が一番の伸び率で、177.4%を記録。次いで清酒も、輸出金額が6年連続で過去最高となった。統計全体から、日本の酒類の海外での需要が急上昇していることがわかる。

現在、海外は空前の日本ブームだ。日本食ブームとあわせ広がりをみせているのが日本の酒類。清酒や焼酎などは日本を象徴する酒として海外に浸透、日本食レストランや日本食マーケットなどで需要が高まっている。清酒は、海外では「SAKE」として売り込まれ、この10年間で売り上げが2.8倍超。SAKEはさらに、別名「ライスワイン」とも呼ばれ、ワイングラスで優雅に飲む方法が開発されるなど、海外で独自の発展も遂げている。日本のウイスキーは、2015年、世界で最も権威のある「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)」、「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)」においてともに最高賞を受賞、ウイスキー大国として知られるスコットランド、アイルランドを退けたことが世界に大きな衝撃をもたらし人気爆発中。かつては劣悪な品質で「日本産ウイスキーはウイスキーではない」とまで称された時代があったが、いまや世界のウイスキー五大ブランドの1つになるまで成長している。その他、ワイン、ビール、リキュールなども、飲みあたりがすっきりとしていて、海外にはない繊細な味が人気の秘訣。これには日本の水質が大きく関係しているという。日本の酒類の需要が世界中で増大傾向だ。しかし、まだ日本の酒類への需要はようやく火が点いたばかり。今後さらに拡大していくことが予想されている。国税庁公表資料は以下より。

(全文)

平成27年 酒類の輸出動向について 平成28年2月(国税庁)
https://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2015/sake_yushutsu/pdf/sake_yushutsu.pdf

About the Author

赤松 伊織
赤松 伊織
豊受真報編集長、赤松伊織です。読者の皆様に様々な情報をご提供できるよう精進してまいります。豊受真報をご愛読くださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。