大親日家、ドナルド・キーンさん死去

ドナルド・キーンさん

アメリカ合衆国出身の日本文学者・日本学者、コロンビア大学名誉教授のドナルド・キーンさんが、24日、96歳で死去したことがわかった。心不全だった。日本文学と日本文化研究の第一人者であり、文芸評論家としても多くの著作がある。

ドナルドさんは戦時中、源氏物語に感銘を受け、日本史や日本語の勉強を始め、太平洋戦線で日本語の通訳官を務めるなどした。その後、京都大学大学院に留学し、日本についての研究を重ねながら、2011年3月11日に発生した東日本大震災を契機に、コロンビア大学を退職後は、日本国籍を取得し日本に永住する意思を表明した。日本に関する著作は、日本語のものが30点、英語のものもおよそ25点ほど出版されており、平安~江戸時代にかけさまざまな研究成果を残してきた。都内の病院で家族に看取られながら死去した。

ドナルドさんは東日本大震災時、「震災があった今こそ、愛する日本への信念を表したい」「日本人は、大変優秀な国民」と発言、外国人が日本から逃げ出しをはかり、余震などで絶望の中にいる折、この発言に日本人は大いに勇気づけられた。日本人の妻をもち、日本の生活を好むドナルドさんに対し、多くの人々が「日本人よりも日本人らしい」との感想をもった。偉大な親日家がこの世を去った。


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赤松 伊織
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