話題:政治家がよく使っている「遺憾」の意味とは?

国会議事堂

「遺憾」とは、「思い通りに事が運ばなくて残念だ」という意味で、期待したようにならず、心残りに思うこと。残念に思うことだ。英語でも「regret」「shame」「indifferent」などの表現で訳され、やはり「残念だ」という側面が強い。

何か不都合なことが起きた場合、あるいは怒りが収まらない場合に、政治家は「遺憾である」とよく使う。しかしよく考えてみてほしい、「残念だ」という意味なのだから、何か自分から切り離されたどこかで起きている出来事という意味合いが出てしまうということだ。ある意味、「遺憾である」は無責任な発言なのだ。政治家とくに議員においては、社会的な問題や事件に対して立ち向かい、解決に向けて動かなくてはいけない立場。それにもかかわらず、自分は関係ないとのスタンスが発生する「遺憾である」という言葉は、本来使うべき言葉ではないのだ。

「遺憾である」が議員たちの間で重宝されるのは、その意味があまり世間に浸透していないからだ。また自分の発言が、自分が主体的に動くきっかけになってしまっては自分にとって不都合である場合があるから、「自分には関係ないところで起きた問題や事件だから」という意味を込めて「遺憾である」を連発している背景がある。最近では、本当は自分がその問題や事件に関わっているにもかかわらず、「遺憾である」を使う議員も出てきた。そういった議員は、本当は「自分は無関係だ」とでも主張したいのだろう。当事者のくせに「遺憾である」を連発している議員を見付けたら要注意だ。


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赤松 伊織
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豊受真報編集長、赤松伊織です。読者の皆様に様々な情報をご提供できるよう精進してまいります。豊受真報をご愛読くださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。