<論説>仙台南中山中生徒自殺事件 原因はやはりいじめか

南中山中学校

仙台市立南中山中学校の中学2年生の男子生徒が2月3日に自宅で首を吊って自殺した事件は、原因がやはり「いじめ」の線が濃厚となっている。一方で現在問題となっているのは、「いじめはなかった」と認識している、仙台市教育委員会と南中山中学校の対応である。

市教委によると、自殺した生徒は学校が昨年3度行ったアンケートに、

・「きもいと言われる」
・(人間関係を問う質問に)「最悪」
・「無視された」
・(「いじめがあるか」という質問に)「ある」

と回答している。

しかし学校側は、生徒と面談した結果、生徒が下記のように答えたとしている。

・(他の生徒とのトラブルは)特にない
・(いじめが「ある」と答えたのは)僕ではなく世の中にいじめがあるという意味で、勘違いした

また、生徒が1学年の際、下級生に自転車を倒されハンドルを曲げられた被害を受けても、その後生徒の保護者から「問題ない」と連絡を受けたともしている。さらに、今回の自殺で遺された遺書の内容についても、いじめを示唆する内容ではなかったと発表している。

南中山中生徒自殺事件
大越祐光仙台市教育長
小岩康子南中山中校長

常識的に考えて、いじめがなく、学校に問題がなければ、生徒が自殺という究極の選択を行うことは考えにくい。そして、過去のアンケートの内容を見るかぎり、いじめがあったことはほぼ間違いない。しかし仙台市教委と南中山中は、面談の結果を理由にいじめはなかったという認識で発表した。これには相当な無理があるのではなかろうか。

市教委と学校は今後、いじめがなかったかを再調査するとしている。しかし2学年ゆえに高校受験を控えている。高校受験前後に調査結果の発表が遅れれば、同学年の生徒たちは多大な迷惑をこうむるだろう。

ネット上ではすでに、いじめの加害者の特定が始まっている。自殺した生徒の部活動の顧問教諭(1学年担任)と、クラスの担任教諭の個人名が、事件の関係者として挙げられている。館中学校のいじめ自殺事件と全く同じパターンで進行している今回の事件の展開は、仙台市の教育政策の根本的な改革を迫るものになるだろう。南中山中学校の教職員は次のとおりである。一刻も早い調査と責任の所在と処分を行う必要に迫られている。

仙台市立南中山中学校
平成27年度
http://www.sendai-c.ed.jp/~emuchu-x/tayori/tayori/tayori_27_04.pdf
http://archive.is/z4ZSA

校長 小岩 康子
教頭 吉田 英敏
教務主任 梶原 克夫
生徒指導主事 木村 太郎
スクールカウンセラー 早川 聡子

第2学年
主任 須藤千寿子(国語)
副主任 佐々木 稔(理科)
1組担任 佐々木 稔(理科)
2組担任 橋本 栄(英語)
3組担任 菅原 知博(数学)
4組担任 佐藤 史絵(英語)
5組担任 木村 太郎(保体)
副担任 長江 恭子(社会)

第1学年
主任 今野 秀治(社会)
副主任 新藤 純子(理科)
1組担任 早坂 優子(音楽)
2組担任 加藤 宏介(数学)
3組担任 佐藤 奈菜(保体)
4組担任 武田 智子(家庭)
5組担任 佐藤 尭宣(英語)
副担任 秋山 梓(国語)

参考
仙台市泉区中学生自殺 市教委と学校「いじめなかった」と認識(宮城16/02/04)
https://www.youtube.com/watch?v=n5jowSykgyw

<いじめ調査>仙台の中2「きもいと言われる」首つり死
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160205-00000120-mai-soci
2016年2月7日
天之加久矢

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天之加久矢
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