コラム:実録! 理容室vs知的障害者

理容ばさみ

理容室が一番厄介な客だと思っているのは、酔っ払いでもクレーマーでもない。知的障害者だ。刃物を扱う職業、しかも顔に近い位置で使うのだから、客の命にかかわる。急に暴れ出す、絶叫するなど、予測不能な動きをすることが多い知的障害者は、理容師にとって一番恐ろしく、かつ神経を使う客だという。

ある理容室に親子連れが来た。保護者が特に何も言わず子どもを任せたため、ごく一般的な普通の少年だと思って理容師は応対。はじめのうちは特に何も起きなかったが、時間が経過するにつれ子どもの様子が豹変。やたら座り直しの行動が多くなってきたころ、叫び出す、暴れるなど、知的障害者にありがちな行動がみられるようになった。理容師はあわてて保護者に確認するも、「同じ人間なのだから同じように対応すべき」と意に求めない様子。さらには「きちんとカミソリでうぶ毛も剃ってほしい」とも要望。しかしあまりに危険であるため店側が無理である旨を伝えると、保護者は激昂、訴訟問題には至らなかったものの、横の繋がりの強い知的障害者のコミュニティ界隈では、その理容室が「駄目な理容室」との烙印を押されてしまった。

日本は「マイノリティ」(=社会的少数者)の扱いがおかしい。近年のLGBT(=女性同性愛者・男性同性愛者・両性愛者・トランスジェンダー)や在日外国人などの問題のよう、マイノリティはその存在そのものが特権であるかのような勘違いすら生まれている。その多くは過剰に人権を要求する左翼によって生まれているものであるが、それによって社会的な損失も多く生まれてしまっている。もちろん人権は守られるべきものであるが、そもそも片方の人権を守るためにもう片方の人権が侵害されてしまっては元も子もない。しかし日本ではそれがさも当然のような風潮が作られてしまっているのだ。

過剰な人権を要求し、社会を混乱に陥れている左翼たち。憲法では16条で「何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない」とあるよう、人権はある一方にだけ与えられているものではない。勘違いこそが社会の悪なのだ。


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赤松 伊織
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豊受真報編集長、赤松伊織です。読者の皆様に様々な情報をご提供できるよう精進してまいります。豊受真報をご愛読くださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。