ノーベル化学賞候補に日本人 アメリカ誌が報じる

ノーベル賞

アメリカに本拠を置く学術情報社「クラリベイト・アナリティクス」は、20日、10月に発表されるノーベル賞の新たな有力候補22人を発表した。日本人では化学賞候補に、新型太陽電池として期待される「ペロブスカイト太陽電池」を研究する宮坂力(つとむ)桐蔭横浜大学特任教授(64)を選んだ。

ノーベル賞の候補者はノーベル財団からは発表されない。公式候補者は完全非公開となっているが、クラリベイト社は論文の引用データを分析し、2002年から毎年ノーベル賞の有力候補を算出している。その内実際にノーベル賞を受賞している者も多く、毎年注目されている。宮坂さんは、特殊な結晶構造の一種「ペロブスカイト」が太陽電池として使えることを発見し、2009年に報告した。ペロブスカイト太陽電池の発達により、光エネルギーの電気への変換効率は、2009年は3.9%だったものが2016年には最大21.0%となり、大きな性能向上を遂げている。

また、コストを抑えた太陽電池の増産も期待でき、新たな利用スタイルと共に注目されている。これまでノーベル化学賞は、日本人は2017年までに7人が受賞している。ノーベル化学賞の発表は10月4日だ。


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赤松 伊織
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豊受真報編集長、赤松伊織です。読者の皆様に様々な情報をご提供できるよう精進してまいります。豊受真報をご愛読くださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。