菅義偉官房長官による菅原ひろのり仙台市長選候補者応援演説(全文)

菅義偉と菅原裕典

2017年7月15日、菅義偉官房長官は仙台市長選挙の菅原裕典(ひろのり)候補者(自民・公明・日こ推薦)の応援演説をホテル・メトロポリタン仙台で開催したが、選対の意向で報道関係者がシャットアウトされた環境で行われた。約1,000名もの仙台経済界を主にする出席者を対象に行われた講演内容が如何なる内容であったのか。関係者の協力により、ここに全文を公開する。(一部聴き取れなかった箇所は割愛している。)

7月15日菅義偉官房長官による菅原ひろのり仙台市長選候補者応援演説 
仙台の皆さんこんにちは。内閣官房長官を務めています菅義偉でございます。
実は私にとって、96年小選挙区制で行われた初めての衆議院選挙で、同時当選が中野正志参議院議員。当選をしてすぐに、二人は「中ちゃん」「菅ちゃん」と呼ぶ仲になりました。まさに今日まで選挙の世界で。政党が違ったとき、そしてまた今日の、参議院議員となりましたそういう時も、常に連絡を取りながら、お互いにこの日本を前に進めるために全力で。この中野正志参議院に今度・・・どうしても応援に来てほしい、そういう想いがありましたので、今日ようやく来ることができました。本当に私、来たかったんです。(拍手)

私の生まれ育ったところは高校まで秋田県の湯沢市の秋ノ宮で育ちました。その後色々な・・・で神奈川で衆議院当選となるわけであります。その湯沢市秋ノ宮というのは、鳴子から鬼首(おにこうべ)峠を通ったところにありまして、秋田県と宮城県の間にある地です。ですから、私の居た所から、この仙台を中心に宮城県に多くの人が職を求めて来ているんです。また結婚のために来ている人も多いんです。その最たる人が、奥山恵美子仙台市長であります。・・・あの奥山さんという人は本当に素晴らしい人だった。仙台のためにどんなに頑張ってこられたか。私のところへ、何度となく来られました。・・・世界防災会議、そしてまた、サミットの時の。あるいは、少子化対策・高齢化対策。色んなアイディアを打ちながら私と何度となく懇談をいたしました。また私からも色んな意味で考えをいたしたこともあります。

菅原ひろのり
その奥山さんが、今、一生懸命に菅原さんを応援しているじゃないですか皆さん!(拍手)同時に村井知事も一生懸命に応援しているじゃないですか!(拍手)私はこれが全てだと思いますよ。いわゆる首長が特定の候補者を応援するというのは、やはり首長時代に、しっかりと、この人は間違いないと。仙台のために、託す人は、やはり菅原さんだと。こう思って奥山さんも皆さんも一生懸命応援しているのではないでしょうか。(拍手)

今仙台は、宮城県は大きくなろうとしています。(仙台)空港の民営化を行いました。民間で運営をする。結果としてその前よりも、約6割もインバウンド、外国人の方がこの仙台空港に来ているんですよ。そうした事の大切さというものを、市長も知事も、やはりこれからは経済界の人に託そう!と。仙台の市政運営を、経済のことが良く分かっている、そして、仙台のことが分かっている、経営者の菅原さんに託そう!こう思ったからじゃないでしょうか!(拍手)
sugamurai
菅原さんのそうした能力というのは皆さん、ご承知の方ばかりだと思います。しかし残念ながら、知名度がないんです。相手の候補者は知名度が一杯ありますよ。そして菅原さんを応援しようという陣営は、数多くいらっしゃいます。しかし、まだ一つになり切っていないんです。相手の候補者は知名度がありますから先行したと思いますけど、もう手を伸ばせば肩に手が届くところまで皆さん来ています。いよいよ選挙戦はこれからです。是非お集まりの皆様が、菅原候補本人になったその想いで、仙台一円に菅原候補支援の輪を、ぜひ広げていただきたい。そして、この、仙台の市長に、何としても菅原候補を当選させていただきたい。このお願いにやって参りましたどうぞよろしくお願いいたします!(拍手)
安倍総理と菅官房長官
私たち安倍政権。発足をして4年と7ヶ月です。今、国民の皆様から、大変厳しいご指摘をいただいています。私共も真摯に、受け止めさせていただてます、そして、この日本の国を前に進めて行くために、これからも全力で頑張って参りたいと思います。ただ私共が本日まで行ってきた方向。経済再生最優先、そして国民の皆様の命と平和な暮らしを守る、このことは政権としても最大の責任でありまして、こうしたことについては、これからもしっかりと自信をもって、この日本の国を前に進めて行きたい。このように思います。
アベノミクス3本の矢
経済は皆様、数字です。結果だと思うんです。私共が政権交代をして今日に至るまで、経済の規模はGDPは約40兆円近く大きくなりました。そして雇用。185万人新しい雇用が生まれたんです。その中で、女性が152万人働いて頂けるようになりました。それは、待機児童のための施設整備の結果だとも思います。43万人分の待機児童問題を解消いたしました。今年度中に更に4万人分整備します。一生懸命に取り組んできました。そして有効求人倍率。100人の人が働きたい、私たちの政権前ま83人の人達にしか仕事がなかったんです。今は149人仕事がある状況であります。43年ぶりの高い水準なんです。株価も8,000円台だったのが今は2万円前後になりました。結果として、皆様にとって大事な老後の暮らし、公的年金の運用力も40兆9,000億円という運用率が出ているんです。企業年金も30兆円前後近くの運用率が出ている。ですから経済をしっかりと建て直し、「アベノミクス」、この「3本の矢」を、しっかりと私たちは自信をもって打ちつけて来た。色々なご批判はありますけども、少なくとも結果としてはこのような状況なんです。まさに、東京だけでなく、全国47都道府県すべてで(有効求人倍率が)1を越えているんです。これは始まって以来です。沖縄県は0.43だったのですが今はじめて1を越えたんです。それは、「アベノミクス」と言われる「3本の矢」、金融政策、財政政策、そして成長戦略。特に私は、成長戦略、まさに規制改革が大きく功を奏していると思いませんか。民間外国人の旅行者が日本にどんどん来ているではありませんか。政権交代前ま830万人だったのですけれども去年は2,400万人ですよ。そして消費が1兆800億円だったのが3兆7,000億円を越えているんです。これは、こうした政策の結果なんです。ですから、戦略特区の民間企業が6割増えているんですから。これからどんどん増えてくると思いますよ。ですからこうした規制改革を徹底しようかなと思うのです。
農業
農業もそうですよ。農業も、やはり農業で生計を立てることができるような状況にしたい。農業改革は一生懸命やります皆さん。減反の見直しを42年ぶりにやったんです。減反をすれば給付金がもらえる。これを終了することを発表しました。そして、大規模化。大規模農地に集約しようという法律を作りました。各県ごとにやっています。そして農協法改正。61年ぶりに改正したんです。1万3,000も農協があった時期の法律ですよ。今は700です。これまで手が着かなかったのです。農業も海外に打って出ようと。日本の農産品や、さらには水産品。極めて評価が高いですから。高品質のものを海外に流通しよう。そのための対策というのが今の農業改革なのです。大規模化し機械化し、農業に従事してもしっかり仕事となりうるような体制を今つくっているのです。結果として、去年、50歳未満で農業に参入してくれた方が2万3,000人いたんです。これは今まで全くなかった初めてのことです。農業もこうして若い人達に関心をもってもらえるようになりました。まさにこうした岩盤と言われる規制を一つ一つ、政府の力で打ち破ってきたのです。
ビジットジャパン
先ほど観光の話をしました。観光はなぜ今までうまくいかなかったか。それは、法務省と経済産業省が実は大反対だったのです。ビザを緩和すると犯罪が増えると絶対にやらせなかった。しかし私たちは少なくとも隣の、韓国とかそういう国と(国際観光で)競争すべきだと。そしてまさに、総理が施政方針演説や観光立国の発言をして、私のもとで関係閣僚を集めて進めたものなんです。今年になっても皆様、まだ二万人近く増えていますよ。ですから、こうした規制改革を行うことによって、こうした環境が生まれ、ビジネスチャンスが生まれ、地方創生にもまさに、柱になっていますからね。地方の特産品もみな免税品にしたんです。これも、今まで免税品というのは極一部だったんですよ。これを全部免税品にした。そして先ほど申し上げましたように、1兆800億円が3兆7,000億円になりました。免税品売り場と言うのが4,000件しかなかったのが今は2万件を越えています。ですからこうした改革を政治の力で行っていく。そうすると自然に、民間の人達は知恵を使って商売につなげていくわけであります。
獣医師
今国会で議論がありました、あの獣医学部もそうですよ。52年間、皆様、日本に一つもなかったんですよ。52年も。それに私たちは風穴を開けたということであります。

この、仙台の市政にも。そうした民間の経営的感覚・発想で、できることは皆様、都市間でお互いに知恵を出し合いながら競争していく、そんな時代ではないでしょうか。
横浜市
私の横浜でも、市長選挙が間もなく行われますけど、横浜も林市長という、やはり民間の経営者の方を私たちは市長として良いのではないかとお願いしたのです。待機児童をゼロにしたのです。370万人の人口の横浜市で待機児童ゼロです。それはいかに横浜方式というのを創るか。民間の株式会社が約3割参入しました。全国平均の3倍。そうした発想の転換と言うのが必要だと思うのです。
菅原ひろのり
仙台にも様々な問題があると思います。その問題解決に、一番、誰がふさわしいかということです。奥山さんが連日、菅原候補を応援している。皆様これが全てではないでしょうか。(拍手)是非、皆様、経営者として、菅原さんについては良く良く知ってらっしゃるかと思います。しかし、市長候補としての菅原候補の名前は知られていなかったのです。今ようやくですよ。ようやく、名前が浸透しはじめたのです。相手は手を伸ばせば(机を掌で軽く叩きながら)もう届くところまで来ているんです。どうぞ今日を機会に、菅原候補を皆様方お一人お一人の力によって、何としてもこの仙台の運営を菅原さんに任せようじゃないですか!(拍手)最終日最後まで、菅原候補当選に向けて皆様その輪を広げていただきますことを、心からのお願いとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)

~以上~

参考記事
河北新報 <仙台市長選>菅長官逃げ腰?報道陣に演説見せず
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170716_11014.html

About the Author

天之加久矢
豊受真報の記者の天之加久矢(あめのかくや)です。よろしくお願いします。