ベネッセ役員6人を株主が提訴 情報流出で260億円の賠償求め

ベネッセ

ベネッセコーポレーションの顧客情報漏洩事件で、持ち株会社のベネッセホールディングスが巨額の損失を出したとして、東京都内に住む同社の男性株主が、原田泳幸会長兼社長ら現・旧役員6人に総額260億円を同社に賠償するよう求める株主代表訴訟を岡山地裁に起こした。提訴は15日付。共同通信が報じている。

訴状によると、2013~14年ごろ、顧客情報を管理するグループ会社の業務委託先に勤務していた元システムエンジニアが顧客名や住所などの個人情報を持ち出し、名簿業者に売却した。株主側は流出の原因を「個人情報の安全管理体制の不備」と指摘。6人は「グループ全体の情報管理に万全を期し、損害を生じさせない職務上の注意義務を怠った」として、ベネッセホールディングスが事件に対応する費用として計上した260億円を社に賠償するよう訴えている。同社は「コメントは差し控えたい」としている。

通信教育・出版大手であるベネッセは、2014年7月9日に、顧客の個人情報が大量流出していることが発覚。流出した顧客情報は子どもや保護者の氏名、住所、電話番号、性別、生年月日などで、最大で2070万件にも及ぶ大規模なものだった。同月17日、ベネッセ子会社「シンフォーム」の派遣社員、当時39歳のシステムエンジニアの男が逮捕され、容疑者が不正に持ち出した個人情報を他社に売り渡していたことが明らかとなった。事件発覚から2ヶ月後の9月10日には、ベネッセは記者会見を開き、顧客情報漏洩件数を3504万件と公表。同社のセキュリティ管理体制の甘さや事件発覚後の対応の杜撰さが指摘され集団訴訟にも発展、問題は国にも波及し、個人情報保護法改正論などにも及んでいた。

(参照)

ベネッセ役員6人を株主が提訴 情報流出で260億円賠償求め(日経)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG16H79_W5A211C1CR8000/

ベネッセ個人情報流出事件(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%BB%E5%80%8B%E4%BA%BA%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%B5%81%E5%87%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6

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赤松 伊織
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