福岡県警飯塚署は、24日、勤務先のイオン穂波ショッピングセンター(同県飯塚市)で賞味期限切れのハムを商品棚に混ぜて販売、店に不要な返品業務をさせたとして、偽計業務妨害容疑で、同県嘉麻市上山田、イオン九州社員和田達彦容疑者(64)を逮捕した。共同通信が報じた。
逮捕容疑は、昨年12月30日、歳暮商品のセールが行われていた商品棚に、賞味期限切れのハム4箱を混入し販売。今年1月10日から延べ4日間、購入後に気付いた客の返品の求めに対応させるなどして営業を妨げた疑い。和田容疑者は、「期限切れ商品が混じっていると思わなかった」と容疑を否認しているという。健康被害の訴えはないという。
イオンはこれまでも、消費期限切れの魚を日付を改ざんし店頭に並べたり、中国産のあんを国産であると偽装したりと、食品にまつわる事件をたびたび起こしてきている。特にイオンのブランドである「トップバリュ」はその傾向が強く、産地偽装が日常的に行われている。またも発覚したイオンの食品にまつわる事件。反省の色はなさそうだ。