知識:「説明」と「論説」はどう違うか

蓮舫

近年、汚職した政治家がよく使う言葉である「説明する」。民進党の山尾志桜里議員に政治資金収支報告の不正が発覚した際にも「後で説明する」と逃げ、蓮舫代表も二重国籍が発覚した際にも「詳細を調べた上で説明する」と逃げた。あるいは民進党は、自分たち極左に不利な法が発生しようとしたとき「説明しろ」と相手方に繰り返し主張。もはや「説明」という言葉は政治の世界において、極左用語のようになってしまっている。

そもそも「説明」とはなんなのか。これは国語や文学の世界でいうとわかりやすい。似たような言葉で「論説」がある。国語・文学における「説明(文)」とは、何か詳しく書き記したいテーマがあり、そのことを例などを加えながら明確にすること。そこに筆者の意見や主張が加わってはいけない。そして「論説(文)」とは、筆者の意見・主張も交えて説明を論じていくことだ。なお、このことは小学3年生ではじめて学習し、5年生頃に違いの意味を知ることとなる。この定義を踏まえて考えてみると、政治家のよく使う「説明」は、本当は説明ではないのだ。

政治家が自己弁護に使う「説明」は、状況を整理した上で自分の意見を述べている場合が多い。自分の意見が入る場合、それは説明ではなく「論説」だ。説明とは、主張が混じってはいけない、事実のみを並べたものである。いかに政治家が「説明」を都合よく解釈し、自己弁護を正当化しようとしているかがわかる。また、「説明しろ」と相手に言った場合も同じ。自分は「その法案がいやだ」と「論説」しているくせに、相手には主張を認めさせない。だから「説明しろ」なのだ。

「説明」という言葉を使っている政治家を見付けたら、注視すべきだ。その裏には、意見のすり替え、自分と意見の合わない者への弾圧、自己防衛など、汚い意図が隠されているとみていい。何か追及されると困るようなことがある政治家が多用する言葉なのだ。


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赤松 伊織
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豊受真報編集長、赤松伊織です。読者の皆様に様々な情報をご提供できるよう精進してまいります。豊受真報をご愛読くださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。