【論説】館中いじめ自殺事件-豊受真報に初公判日程の削除要求

館中央公園

現在、豊受真報で取り上げた仙台市立館中学校いじめ自殺事件に関する記事の内容に対して、「第三者」を名乗る人物から、「仙台市立館中学校いじめ自殺事件の初公判は、平成28年10月3日の13時15分、仙台地方裁判所の401号法廷にて行われ、傍聴希望者は開廷15分前に入廷できる。誰でも傍聴可能である。」という記載等について、削除要求が複数回行われている。

裁判の傍聴の自由は日本国憲法第82条で定められており、原則として誰でも自由に傍聴できる。また、その日程も館の有志が現在、献花を寄せる公園の噴水前で広く告示している。

館中学校に隣接する公園の噴水跡に献花が寄せられたのは昨年9月のことだが、泉ビレジ館連合町内会は過去3度にも渡って市に献花の撤去を要求した。また、9月9日には何者かにより献花に土のうが投げ込まれ土砂まみれになり、1年近く寄せられた記帳のほとんどが著しく破損されている。

記帳の多くは被害者生徒の冥福を祈り、事件の解決(多くが加害者が事実を認め謝罪すること)を求め、再発防止を誓う内容だが、在校生の母親による心の叫びがしたためられた内容もあった。あまりにストレートで悲痛な内容のためこれまで公開を見合わせてきたが、いじめ自殺問題の現実を伝え公に問うため、ここに公開する。
館中学校在校生保護者記帳01
館中学校在校生保護者記帳02
館中学校在校生保護者記帳03
地元最大手の新聞である河北新報も連日事件を取り上げている。24日の記事によれば「第三者委は日常的ないじめが自殺につながったとする答申をまとめたが、調停で加害生徒側は全員がいじめを否定。いじめと自殺の関連を認めた市も、賠償責任はないと主張した。」そのため被害者遺族は「市と加害生徒8人に約5500万円の損害賠償を求めて裁判を起こした。」被害者生徒の父親は奥山恵美子仙台市長と仙台市に対し「市はその場の体裁を整えただけで何もしない」と批判。20日には文部科学省に対して「いじめ対策は自治体に任せず、文科省が主導する」などの対策を提案した。裁判についても、「相手の子どもたちに事実と向き合わせ、反省させたい。何十年かかろうが、息子のために何でもやる」と語っている。

被害者生徒の命日は9月27日。初公判は翌10月3日に行われる。公園の献花に土のうを投げ込む、記帳を破損する、裁判の日程に関する記述の削除を求めるなどの執拗かつ悪質な隠蔽行為に対して、今後も一切屈することなく事実を伝えていく。

2016年9月25日

参考
<仙台いじめ自殺>遺族「前進ない」(河北新報)
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160924_13017.html

【論説】館中いじめ自殺事件で命日と初公判前に献花が汚される異常事態に
http://www.media-japan.info/?p=2650

【論説】仙台市立館中いじめ自殺事件で3度目の献花撤去要求看板
http://www.media-japan.info/?p=2233

【論説】館中いじめ自殺事件で連合町内会は夏祭り前に献花を撤去せよと要求
http://www.media-japan.info/?p=2170

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天之加久矢
豊受真報の記者の天之加久矢(あめのかくや)です。よろしくお願いします。