台湾メディアなどは、11日、台中市和平区の谷関温泉で10日、「浴衣祭り」が開催されたことを報じた。浴衣に身を包んだ約200人がパレードし日本情緒を演出。同地の魅力をPRした。
浴衣祭りは中部の温泉地を盛り上げるイベントの一環として初開催。台中市は近年、大分県との友好関係強化に取り組んでおり、この日は由布院温泉旅館組合の関係者も参加した。台中の温泉業者や地元企業などは、2015年頃より浴衣の着付けの勉強会や日本企業との交流会を行ってきていた。日台双方の交流を通じて、温泉観光の競争力を高める目的だ。
親日国として知られる台湾。近年台湾では、鉄道や漫画・アニメなどの日本文化を取り入れ観光事業の活性化をはかるイベントが盛り沢山。戦時中の統治時代に建造された建物などの遺物を復興し観光や教育に取り入れるなどの事業も活発だ。ますます日本と台湾の距離が縮まっている。