神戸市西区選挙管理委員会は、3日、参院選の期日前投票を既に終えた80代女性に誤って投票用紙を交付し、女性が二重投票するミスがあったと発表した。共同通信が報じた。
西区選管によると、女性は先月28日に宣誓書を提出の上、選挙区と比例代表の投票をした。女性は3日に再び投票所を訪問。パソコンに投票済みを知らせる警告が表示されたのに、職員が操作ミスによる誤表示と思い込み、用紙を交付した。パソコンを確認した別の職員が、交付した用紙の枚数が食い違っていることに気付いた。なお、有効票として扱われるという。
2014年の衆院選では、各選管のミス・トラブルが多発、全国で100以上の問題が発生していた。中には特定政党に有利になるようなミス・トラブルもあり、“1票の重み”が疑問視される結果となった。また、選挙の透明性についても疑いの目を向けざるを得ない状況で、間接的に投票率の低下や政治無関心層を増加させる原因にも繋がる。ことしの参院選は、いかにミス・トラブルを発生させないかが各選管の課題だろう。
(参照)
神戸で二重投票 参院選期日前投票、80代女性に誤交付(日経)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG03H4C_T00C16A7CC1000/