青葉神社に「日の丸禁止令」を出した仙台市の現実

青葉神社

本記事は、昨日に報じた「神社に『日の丸禁止令』を出した仙台市の暴虐」の記事の続編である。

記事の反響は大きく、仙台市、青葉神社ともに問い合わせの電話を行ったこと、問い合わせの電話があったことの報告が多数寄せられた。それによると、青葉神社には激励のメッセージが続々と寄せられている一方、仙台市側は事実無根であると回答しているという。
青葉神社の和龍
仙台市が青葉神社に対して、仙台・青葉祭りの青葉神社神輿で日の丸をモチーフとした「和龍」や祭神の伊達政宗の肖像ののぼりを掲揚しないよう宮司に打診したのは、昨年2015年のことである。仙台市の事実無根という電話対応は、後述する外郭団体にすべてを押しつけ責任逃れをするものでしかない。
今年2016年に、祭りを含めて境内でもそれらの掲揚を行わない要求し、掲揚した場合は補助を打ち切り神輿の担ぎ手も集めないとしたのは、仙台市の外郭団体である「仙台・青葉まつり協賛会」、および青葉神社神輿を担当する「青葉神社・青龍会」の幹部数名である。その理由は、「伊達政宗の歴史と関係ない」、「仙台市の祭りゆえに宗教色を出すべきではない」、「和龍を奉納した作家を贔屓するべきではない」、「右翼的なのぼりを子どもに持たせるべきではない」という、理不尽すぎるものであった。
和龍

和龍は地元出身の画家が青葉神社に奉納し、青葉神社が公式に採用したものだが、作家自身は一切の功名心を捨て、自身の実績紹介などに出すこともないという。
青葉神社神輿2014
2014年の仙台・青葉まつりの青葉神社神輿行列ののぼり。和龍と、日の丸を背にする伊達政宗。東日本大震災の後に、仙台・宮城・東北の復興と世界平和を祈願している。
時代絵巻巡行の日の丸
「仙台・青葉まつり協賛会」は青葉神社に日の丸をモチーフとしたのぼりの掲揚を行わないよう要求した一方で、自身の主催する時代絵巻巡行の武者行列では日の丸を掲げている。ちなみに、5,000円の参加費で誰でも応募できる。
仙台・青葉まつり協賛会
すなわち、伊達政宗というあくまで過去の、歴史上の人物をしのぶ仮装の武者行列の日の丸は良いが、伊達政宗を祭神とする青葉神社の日の丸は宗教色があって右翼的だという、日の丸はもちろん伊達政宗と青葉神社を侮辱するものである。さらに悪質なのは、青葉神社への「日の丸禁止令」は仙台市の外郭団体の幹事から、実際にどこの誰がクレームを入れたのかも、その人数も全く不明なまま要求され、幹事たちも自分たちの意見ではないと言い訳することにある。
日の丸の掲揚を行わせないよう要求する人々と言えば、非常に限られた政治思想の持ち主や団体、あるいは国籍に絞られる。先の記事でも言及したが、仙台市役所は自治労の影響力が非常に強く、館中のいじめ自殺事件の隠蔽にも日教組の関与が指摘されている。昨今の地方自治体の選挙で日本共産党の議席をもっとも伸ばしたのも、仙台・宮城である。
2016年青葉神社神輿
そうした数名の声だけで「日の丸禁止令」を青葉神社に強要した主催者らは今後、同義的な責任を日本全国から問われるだろう。日の丸へのクレーマーには、毅然とした対応が求められる。今必要なのは、青葉神社への激励と、仙台・青葉まつり協賛会、青葉神社・青龍会への文書と録音を含む問い合わせと、はっきりした抗議である。

仙台・青葉まつり協賛会事務局
〒980-0012 仙台市青葉区錦町一丁目3-9 仙台市役所錦町庁舎3階
TEL022-223-8441 / FAX022-223-4941
info@aoba-matsuri.com
http://www.aoba-matsuri.com/

青葉神社・青龍会
aoba_blue_dragon@yahoo.co.jp
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/6200/index.html

青葉神社
http://www.aoba-jinja.com/
https://twitter.com/aoba_jinja

改善が見られない場合は仙台市議会にも働きかけ、青葉神社神輿の主催も新たにするべきだろう。仙台・青葉まつりは、一度は途絶えていた青葉祭りと仙台東照宮祭礼を、仙台商工会議所と国内最大手の広告代理店とその出身者によって合わせて復活した祭りである。伊達政宗を単なる商品のアイコンとして利用するフェスティバルにすることを、主催者も青葉神社神輿に集う人々も仙台・宮城の人々も、望むはずがないことを祈りたい。

2016年6月11日
天之加久矢

捕捉
日の丸については、青葉神社の拝殿でも「お野初めの絵馬」「人取橋合戦絵馬」が奉納されており、いずれも日の丸を見ることができる。
青葉神社お野初めの絵馬
お野初めの絵馬(部分)。青葉神社より許可を得て撮影。
人取橋合戦絵馬
人取橋合戦絵馬(部分)。青葉神社より許可を得て撮影。

龍についても、松島の瑞巌寺の正式名である「松島青龍山瑞巌円福禅寺」、江戸期よりの伊達政宗の別名「独眼竜」、伊達政宗の印のひとつである「龍納」、伊達政宗の霊屋である瑞鳳殿の屋根、仙台の城下町の中心「芭蕉の辻」など、いくつも目にすることができ、「和龍」の龍も突出して個性的なデザインでないことが指摘できる。
瑞鳳殿
瑞鳳殿
芭蕉の辻
芭蕉の辻
龍納印
伊達政宗「龍納」印

参照
神社に「日の丸禁止令」を出した仙台市の暴虐
http://www.media-japan.info/?p=1799

青葉神社と和龍
http://www.aoba-jinja.com/pages/505958/waryu

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天之加久矢
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