牛丼が外国人観光客に人気 海外でも日本のファストフードとして定着

牛丼

牛鍋が源流となる日本の歴史ある料理「牛丼」。幕末から明治時代初期にかけて生まれた料理だ。その牛丼が、外国人観光客から非常に人気だという。

牛丼が海外で紹介される際、以前は英語名で「ビーフボウル」との名称だった。しかし近年では、日本での名称「ギュウドン」がそのまま外国に浸透。これは近年、日本食レストランが海外に多く作られ、日本食が気軽に味わえるようになったことによるもの。それにより急激に知名度があがり、「日本のファストフード」として広く知られるようになった。訪日した外国人観光客には寿司や天ぷらといった高級料理も相変わらず人気だが、「日本人が普段から味わっているものを食べたい」との願望で、チェーン展開されているどこにでもあるような店に注目する層も増えてきているという。そのような外国人観光客が注目しているのが日本の伝統食、牛丼だ。出汁と醤油、そして肉。外国人がもっとも「日本」らしい料理を味わえ、手軽に食べられるのが牛丼という位置づけになってきているようなのだ。

また、チェーン展開されている牛丼屋はカレーもメニューに加わっていることが多い。カレーライスも外国人には人気の料理。外国だとルゥに「牛エキス」が用いられている場合、流通が困難。そのため外国で作られる家庭のカレーはいまひとつ日本のカレーには近づかない。外国でも日本式カレーは作られるようになってきてはいるものの、日本のカレーは日本で食べるもの、との認識が外国人の間では根強く、日本に来てわざわざカレーを食す外国人も少なくない。そのような外国人に安価でカレーを提供している牛丼屋がやはりウケているようなのだ。

日本国内では牛肉の高騰やチェーン店どうしの熾烈な争い、需要の低下から苦境に立たされている牛丼業界。もしかすると、牛丼屋を救うのは外国人観光客になるかもしれない。

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赤松 伊織
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