韓国GM(ゼネラルモーターズ)は、10日、2015年12月期決算を公表した。公表によれば、純損益は9868億ウォン(約925億円)の赤字となり、赤字幅は前期の2.8倍に拡大し過去最悪を記録した。売上高の80%近くを占める輸出が減少し、業績が急激に悪化した。朝鮮日報などが報じている。
売上高は7.6%減の11兆9372億ウォン、営業損益は5944億ウォンの赤字で、赤字幅が4倍に拡大。売上高のうち、国内販売は2兆5500億ウォンで、前年を500億ウォン近く上回ったが、輸出は9兆4000億ウォンで1兆ウォン以上減少。過去最悪の赤字となった。同紙によると、同社関係者は「昨年はシボレーブランドのロシア市場撤退に伴う費用発生に加え、人件費上昇、販促費用の増大などが業績低迷の主因だ」などと説明しているという。
韓国は他国に依存することで利益を上げていた。しかし質の悪い製品を過剰生産し他国に売りつけるなどし自滅。信用も失墜。現在そのツケが数字に表れてきている形だ。米GM社は、韓国からの撤退が視野にあることをほのめかす表明を昨年末ごろに行っていた。
(参照)
韓国GM、過去最悪の赤字に(朝鮮日報)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/04/11/2016041100620.html