知識:日本建築史

法隆寺

日本の建築が世界から注目されている。日本は地震大国であるにもかかわらず、古くからの建築物が数多く残っている。日本で最古の建築といえば法隆寺。寺院内の西院伽藍は現存する世界最古の木造建築物群だ。1400年以上も日本の厳しい環境に耐え続けている建物だ。ところで、日本の建築が学問として成立し始めたのはいつ頃からなのだろうか。

答えは江戸時代頃からだ。日本は古くから自らの建築のクオリティの高さを自覚しており、本格的な研究が始まったのが江戸時代と言われている。そして、その学問は「日本建築史」と名付けられている。

日本建築史(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%BB%BA%E7%AF%89%E5%8F%B2

学問の1つとして日本の建築が成立しているという事実。これは驚くべきことであると同時に、日本人なら世界に誇るべきことだろう。日本を代表する歴史と伝統なのである。具体的に日本建築史が学問として成立し始めたのは、江戸時代末期の幕末頃(Wikipedia内では「明治時代以降」とされているが、西洋の文化が押し寄せてきた頃(江戸時代後期のはじめ頃)に、日本の建築様式と西洋の建築様式のどちらが優れているか専門家の間で論争になっていたことが確認されている)であり、確立したのは明治時代以降。日本の建築が学問として確立してから既に100年以上の歴史があることになる。思えば、日本の建築は620年代に建造された法隆寺に代表されるよう木造建築で特に秀でており、災害大国でありながら、さらには戦争でめちゃくちゃに土地が破壊されたにもかかわらず、世界最古の建築物そしてその建築物を建造する技術を今もって継続している。これは縄文時代に、既に竪穴式住居や高床式建築の技術が確立しており、元から高い建築技術があったことに由来している。日本の長い歴史と伝統の中で、日本の建築史が学問になるのは当然といえば当然なのだ。

2011年に起きた東日本大震災で、崩壊した道路を3日で修復したことに世界が驚いたというニュースがあった。日本の土木建築は世界最高峰だ。他国の追随を許さない誇るべき建築技術は、今後も受け継がれてゆくことになるだろう。

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赤松 伊織
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豊受真報編集長、赤松伊織です。読者の皆様に様々な情報をご提供できるよう精進してまいります。豊受真報をご愛読くださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。