論説:民主党の千葉市議会議員がNPOや社会福祉法人と癒着 どう説明する?

三ツ井美和香

障害者、高齢者、地域・まちづくり、就労支援・労働問題、行政への改策提言などを行う千葉県のNPO法人「ハートケアゆーあい」副理事長の肩書きをもつ、民主党千葉市議会議員団所属・中央区選出の三ツ井美和香(みわこ)議員(44)。その三ツ井議員の身辺に、ある疑惑が浮上している。

NPO法人「ハートケアゆーあい」で理事長(代表)を務めているのは鳥越浩氏。鳥越氏は、2014年、三ツ井議員の後援会「三ツ井美和香後援会」に対し、総額150万円の献金を行っていたことが判明している。NPO法人とは、特定非営利活動法人のこと。ここで問題になるのが、「特定非営利活動促進法」だ。

三ツ井美和香後援会 H24年分 政治資金収支報告書(千葉県選挙管理委員会)
https://www.pref.chiba.lg.jp/senkan/shikin/reports/20151126/contents/377580_2014.pdf鳥越氏の政治資金

特定非営利活動法人ハートケアゆーあい 団体情報 定款(CANPAN)
http://fields.canpan.info/data/organizations/101/101305/1013054596/files/1_20120207.pdfハートケアゆーあい 定款

特定非営利活動促進法(法令データ提供システム)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H10/H10HO007.html特定非営利活動促進法

認定NPO法人の認定要件では、特定の公職候補者・現公職者や政党を支持してはいけないことと定められている。鳥越氏の献金は特定非営利活動促進法に抵触している可能性が出てくるということだ。ただし、政治資金収支報告内では、鳥越氏は団体役員としての肩書きでありながら、「ハートケアゆーあい」名義ではなくあくまで個人名義での献金であるため、グレーな状態といえる。しかし、もう一度三ツ井美和香後援会の政治資金収支報告を見直すと驚愕の事実が浮かび上がるのだ。三ツ井議員と鳥越氏 政治資金収支報告

なんと、鳥越氏は三ツ井美和香後援会の会計責任者。公職である三ツ井議員とのただならぬ癒着がみられるのである。ちなみに、「政治資金規正法」においても、地方公共団体は特定の公職候補者・現公職者や政党を支持してはいけないことと定められているため、もし違法であるならば「特定非営利活動促進法」「政治資金規正法」双方で違反ということになる。さらにもう一つ癒着が確認できる事柄がある。鳥越氏は「軽費老人ホームほんだくらぶ」を運営する、社会福祉法人「白雪会」の理事長でもある。そして三ツ井議員は、その理事でもあるのだ。

軽費老人ホームほんだくらぶ 社会福祉法人「白雪会」 施設概要
http://www.honda-club.jp/sisetsu.html白雪会 鳥越氏

三ツ井みわこ公式サイト プロフィール
http://www.mitsui-miwako.com/profile.html三ツ井議員 白雪会

ここで一つ疑問が生まれる。三ツ井議員側は一体、鳥越氏に対してどのような見返りを与えているのだろうか?千葉県では毎年、「医療・福祉の充実」として、医療・福祉分野に200億円を超える大金を補助金として充てている。当然、鳥越氏の団体もその恩恵を受けているわけであるから、最悪の場合、マネーロンダリングが行われていると疑われても仕方のない事態だ。三ツ井議員は鳥越氏との癒着をどのように説明するのだろうか?少なくとも選挙で選出された議員として、千葉市の有権者に対し説明責任および疑惑をもたれるような状態であることへの道義的責任があるはず。また、千葉市議会はこの事実をどう受け止めるのだろう。追及に動くのか、それとも見て見ぬふりをするのか・・・千葉市議会議員の良識と、議会の自浄能力が問われる疑惑であることは間違いない。

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赤松 伊織
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豊受真報編集長、赤松伊織です。読者の皆様に様々な情報をご提供できるよう精進してまいります。豊受真報をご愛読くださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。